星の王子さま ムーブ町屋ホール
*敬称略にて失礼します。
磯貝麗奈/清水裕明/杉浦由悟/
原田みのる/やまぐちあきこ/片根暢宏/石田佳名子/大関真/
吉村京太/堀田勝/半田浩平/石鍋多加史/沢木順
いまさらのアップになってしまいましたが、星の王子さま観劇してきました。
昔は子供だったコブ太ですが、
いまはすっかり計算高い大人になってしまった為、もしも王子さまに
出会えても、『君は大人みたいな口をきくんだな!』と言われそうです。(涙)
『勿論大人ですが、何か?』(撲殺!!!)
原作を丸々やると、90分では終わらないと思うので、
そこそこはしょってありましたが、流れはそのままなので、
原作を大切にされる方でも楽しめる作品に仕上がっていると思います。
ただ、この「はしょり方」は感性によるものなので、
『どうしてこの台詞はカットされているの?!』と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、それはどんな作品にもあることなので、
広い心で受け止めてご覧になられることをオススメします。
星の王子さまを演じられた磯貝さんはとても愛らしく、素敵な王子さまでした。
笑顔が可愛らしくてね〜。^^
飛行士でなくても『君の笑顔が好きなんだ!』と言いたくなります。
王子さまは、見かけは小さな子供なのかもしれませんが
精神的にはとても大人だと感じます。考えることが哲学的。
でなければ、『彼の言うことは理にかなっている。』なんて台詞は出てこないでしょう。
このことから分かる通り、【星の王子さま】という作品はとても難しい。
星を数えている男に対して『さっきの酔っ払いと同じ事を言っている。』と王子さまは言います。
正直、「え?同じこと?」と、そこでその意味をぐるぐる考えるはめになりました。
そう、ボク頭が悪いんです…。(涙)
それぞれのキャラクターもかなり濃かったです。
元劇団四季の沢木順さんは命令好きの王様を演じられましたが、独特の雰囲気をお持ちでした。
しかし、物怖じしない王子さまは流石星の王子さまでした。(笑)
原作を読んで、スイッチマンは結構好きなキャラクターだったのですが、
今回演じられた方がとても個性的で良かったです。^^
意地悪コブは『こんにちは』と『こんばんは』を間違えたりしないのかな〜?
なんて見てしまいましたが、そこは冷静ですね。
彼の中でちゃんと、朝が来て陽が沈んでいるのだな、と思いました。
一番理論的で理不尽な屁理屈を言っていたのは地理学者に感じました。
でも地理学者は王子さまに『花は、はかない』ということを教えてくれる重要な人物でもあります。
そして、地球に向かうことを勧めてくれるのも地理学者。
これ、何か意味があるのだろうなぁ〜。
地球に咲くバラは美しいけれどそっけない感じが、
王子さまの愛する人間味のあるバラととても対照的でした。
浅井さんは、我々観客に『王子さまの目線』で見える作品にしてくれたのかな?
王子さまが愛するバラの花を、わがままと捕らえるか、
意地っ張りで可愛いな、と捕らえるかでこの作品の情景は一変するのでしょう。
そして王子さまはキツネと出会います。
キツネは王子さまにとても大切なことを教えてくれます。
『本当に大切なものは目には見えない。』
でもね、キツネがくれた本当に大切なものって、
王子さまのバラの花が王子さまにとって特別な存在であることに
気付かせてくれたことじゃないかって思います。
王子さまがバラの花を愛していることに気付いたこのシーンが一番好きだなと思いました。
そして王子さまは、残してきたバラの花だけが特別なことも理解します。
あぁ、やっぱりかなり大人だな。
でも〜(笑)、
キツネとのラブっぷりは『バラの花より好きなんじゃね?』でした。^^
それはきっと、王子さまがキツネを飼い慣らしたからなんだろうな。
バラの花に対しては、崇拝的な気持ちがあるように感じられました。
あ、片根さんのキツネ、なかなか可愛らしかったですよ。^^
最初見たときは、『どこから声を出している?!』と思いましたが、
キャラ作ってあの声なのね。納得。
理想は、子供みたいなもっとかわいらしい声にしたかったんだろうなぁ〜、と。
冷静に考えて、野太い声のキツネ嫌かも…。(苦笑)
さて、問題の飛行士ですが…
この方についてはまた改めて記事をアップしたいと思います。(苦笑)
あ〜、語り役は本当に難しい役だなぁ〜と…。
かなり重要なのですが、うん。ノーコメで。(汗)



